夢で逢えた時
昨夜の夢に夫が出てきました。
久しぶり~!と涙の再会・・・?
夢に出てくるときはいつも
昨夜の夢。
夢だったから、もちろん細かい設定は覚えてないんだけれど、きっと眠りが浅かったのでしょうね、なかなかにリアルな夢を見ていた気がします。
昨日は、面と向かって何かを語り合ったというわけでなく、一緒にどこかに出掛けているような感じで、夫が切符かチケットを買うために私の代わりに並んでくれている・・・というような感じでした。
窓口だったか切符売り場だったか・・・そこに立っている夫の後ろ姿を私は、少し離れてその姿を見ながら待っていました。
見つめあったりするようなそんな夢じゃなかったのだけれど、その後ろ姿だけで夫だと完全に分かるその映像は、なんだか目に焼き付いています。
もともと、バリバリと仕事をして30歳まで結婚せずに生きてきたし、一人暮らしもしていた私。
重いものだって持つし、自分で決断もしてきました。
オーディオの配線もパソコンの設定も、なんでも自分でやっていたから、結婚してもそういうことは私の担当。
でも、家などの大きい買い物や、保険、貯金に関しては全て夫が得意としてたことで、全部お任せ。
お互いに得意とするところは、自分でこなす夫婦だったと思います。
でも。
今になって感じるのは、なんだか大きなものに守られていたんだなぁということ。
夢で一番感じるのは、今、その何にも守られていない不安な状態にいたはずなのに、夢の中では、あの頃の何かに守られて漠然と安心感を感じている状態を思い出しているんです。
ただ後姿を見ているだけのその夢でも、なんとも言えないその感覚を感じるのです。
夢にでてくるときはいつも
いろいろなことがあってへこんでしまうとき、夫の仏壇の前でお線香をあげながら、こんなにへこんでるんだよ、せめて夢の中でもいいから励ましてよ・・・なんて語り掛けてしまうこともあります。
なのに、たまに夢に出てくるときは、なぜかいつも、自然と隣にいるだけなんです。
たとえば・・・
ある日の夢の中では、二人とも自転車に乗って、同じ方向へ走っていました。
息子たちが二人とも幼稚園へ行くようになったころ、二人で平日の休みの日に自転車で出かけていたことがあったんです。
二人でジムに行って汗を流したり、よく行くお寿司やさんに子供抜きでちょっと贅沢ランチをしに行ったり・・・
その時の二人で自転車を漕いでいたときの感覚を思い出させるような、自転車の夢でした。
そして、その夢でいつも思うのが、
あぁ、やっぱりいなくなったりなんかしてないじゃない!
ということ。
夫がいなくなってしまったことが夢だったんだ~やっぱりあれは現実じゃなかったのね。
と思うんだけれど、自分が見てた夢の話だから、夫にその話はしないんですよね。
逆に、あれ・・・周りに夫がいなくなったと話したけれど、間違いだったよ~って説明しなくちゃいけないじゃない!!
なんて、夢の中で余計な心配までするんです。
また他のシチュエーションで夫が登場したときにも、夫には何も言わず、以前のような自然な感じで隣にいてくれて、私が一人、心の中でやっぱりあれは(夫がいなくなったなんて)現実なんかじゃなかったのね、って思うというパターン。
まだ、心のどこかで、いなくなったことを受け入れられていないのかもしれませんね。
現実の暮らしの中では、子供を育て毎日をこなすだけで精一杯なので、気づけば月日が流れているという状態ですから、落ち込んでなんかいる暇もないくらいなんですけどね。
でも、昨夜のようなリアルな夢を見てしまうと、一日中、その余韻が残っていて、今日は一日中夢の中の姿を思い出しては、もっと近くにいればよかったな、とか、話ができたらよかったのに、なんて考えたりしてしまいました。
この先、10年20年経っても、夢に出てくる夫は今のままの姿で、私だけが年を取ってしまうのかなぁ・・・と思うとちょっと切ないです^^;