嵐の夜に…
昨夜の台風の雨風は、今までに感じたことのない凄いものでした。
我が家、住宅街とはいえ、その一番端の見晴らしのいいところにあるため、風の当たり具合が半端ないのです。
そして、寝室の窓が一番風当たりが強いのです。
パルコニーに取り付けている、雨よけの透明な屋根が飛んでしまうのではないかというくらい、ガタガタ音がしたり、窓に直接雨が吹き付けてきたり。
結局2時過ぎまで全く眠ることができませんでした。
久しぶりに夢で会えました
そして、そんな嵐の夜。
やっと、うとうとできた頃に見た夢で、久しぶりに会う夫に会うことができました。
なぜなんだろう。
夢の中ではいつも、なーんだやっぱり生きてたんだ!
という設定になるようです…
外は台風で(ここは現実と同じ)私はバタバタ忙しく家のことをやっていたのだけど、ふと、夫が何してるんだろう、しばらく連絡してなかった…と、電話をかけたのです。
元々、こんな感じのことがよくあって、だいたいちょっとした喧嘩の後、最初に怒った方が、しばらくして相手に電話をかける…
「何してる?元気?」
という感じで、喧嘩のことには触れずに話しかけ、話の最後の方で、ごめんね、となる。
そもそも、よくくだらないことで小さな喧嘩をしてた私たち。
でも、基本的に夜の喧嘩は朝、朝の喧嘩は午後には収束し、ま、お互い言いたいこと言ったから特に後腐れなく…ということが多かった。
でも。
稀に、電話をかけるべき方が、忙しくてかけられないことがある、すると、何で電話が来ないんだ?謝る気がないのか?と拗ねモードに(笑)
夢の中でもそんな感じで、私がバタバタしている時に、あ!
電話しようと思ってたのに忘れてた!
家のことや子供のこと仕事のことで、忘れて電話をしていないじゃない!何日も経ってる!?
あれ?夫はどこで何をしているの?
そんな感じで電話をしたのでした。
「もしもし?元気?何やってるの?」と
いつものように電話をかけた私。
「うん。近くにいるよ。台風凄いね」
なんていう他愛のない会話してたら、窓の外に夫が傘を差して歩いて来るのが見えた。
家に入ってきて、息子たちと少し話して、私の隣に座った。
いつものように、話をした後、
「なんか、ごめんね…」
と、ぽつり。
そして、言いにくそうに、ちょっと笑いながら、
「俺、ガンみたいだよ。明日病院行って確定するけど、ほぼ確実みたい…」
夫はガンで亡くなったわけではないし、突然のことで何か病気の治療をしていたわけでもありません。
なんであんな話だったのか、不思議なのですが、実際には突然で何もしてあげられなかったので、ガンだと言われて、
「一緒に治療頑張ろう!ガンだったけど治った人もいっぱいいるから大丈夫!絶対治る!」
と、一生懸命夫に声をかけました。
だって看病を頑張れば、生きていられる…
夢はただそれだけなんだけど、眠れなくて起きてるか寝ているか、よく分からないような感覚の時に見た夢。
なんだか現実だかよく分からなくなってました。
まさか?!
目を覚ました私が時計を見ると、まだ3時50分で外は真っ暗でした。
その時。
二階の寝室にいたのですが、
ピンポーン…
と、玄関のチャイムが鳴ったのです。
夢うつつだったけど、
あ!本当に帰ってきたんだ!
と、階段を駆け降りてインターホンのモニターを見に行く。
夜中の3時です。
だれかいるわけもなく…
でも。
また、目の前でピンポーン、と音が鳴りました。
モニタには、だれも写っていません。
実は…
8月の終わりにゲリラ豪雨があり、その時にあまりにも横殴りの雨がインターホンに吹き付けてきたため、インターホンが調子が悪くなっていたのでした。
乾いて治ったのか、その後、普通通り使えていたのですが、また、こんなタイミングで壊れるとは…
でも、なんとなく。
忙しさに紛れて夫のことを考える時間が減ってきているのかなと、つい先日の命日に考えていたばかりだったので、夫が存在をアピールしにきたような気がします。
後で、息子たちにもそんな話をしたのですのが、
「きっとパパだと思うよ。」
だそうです。
もう少し頻繁に夢に出てきてくれるといいのになぁ。