向上心と性格
長男は、思えばとても小さいころから、のんびりした性格だったと思います。
3歳くらいの頃、公園でみんなが駆け回ってるときに、一人ベンチに座ってるので何かあったの?と声をかけると、疲れたから休んでるの、なんていう子でした。
他にそんな子がいなかったから、サッカーの真似事で自分がうまく取れないから拗ねているのかな?とか、鬼ごっこで走るのが遅くて鬼になっちゃうからと拗ねているんじゃないかな?と思ったのですが、そうでもないようで、のんびりした子なんだねぇ、と周りの親しい子のママたちとよく話していました。
穏やかでのんびりした性格、争わないし、喧嘩したり巻き込まれたりしないから、特に困ることもなく過ごしてきた気がします。
小学生くらいになるとそこが問題に?
長男は、とにかく競争なんかにあんまり興味がないわけです。
そうすると、かけっこで一番になることよりニコニコしながらゴールまで走ることで満足する、という感じで育ってきて、今、4年生にもなるとスポーツでは勝ち残ってスタメンに入ることを求められたり、チームとして活躍して勝つ!ということを目指さないといけなくなるわけで、ちょっと辛くなってくるみたい。
上手になりたい、という気持ちがないわけではないと思います。
でも、体も小さいし、〇〇君のほうが上手なんだから仕方ない、みたいなことで納得しちゃってることがあるんじゃないかと見ていて思います。
私は、女だし、長男とは性格が違うからか、小学生のときはテストの点数でもクラスの男子にだって負けたくなかったし、マラソン大会での順位一つで悔し泣きしたり、とにかく周りに負けたくない!という気持ちが強くて、それで頑張ったり、ダメなら泣いて悔しがって・・・というタイプでした。
虐められて泣いたことはないけれど、負けて悔しくて泣いたことは今でも覚えています。
長男は、そういうことがなくて、マラソン大会が来月あるので、どんな目標立てて頑張ろうか?と話したときに、昨年、自分の前を走っていた子を今年は抜かしたい、と言いました。
要するに、順位がひとつだけ上がれば満足なようです。
私が長男の年齢のころは、昨年度の自分の順位よりもかなり上を目指して、夕方走る練習してみたり、体育で走るときにも必死になっていました。
でも、長男はそこまで上の順位を目指そうという気持ちがないのです。
昨年は、溶連菌でしばらく学校を休んだ後の病み上がりで走ったので、たぶん、そのまま特に練習もしなくても、体調さえ整えば、昨年よりは順位はひとつふたつは上がるんじゃないかと思うので、それでも長男は喜んでしまうんだろうな。
もっと上を目指そうっていう向上心がないと、努力をしようという気持ちにはつながらないのではないかな?と思うんですけどね。
目標を定めたくない
まだ1ヶ月もあるのだから、◯位以内を目指したら?と言っても無理だよぉ、と弱気なのです。
習い事で英語をやっていて、親子で英語の自主学習もしているので、小学生のうちに英検を目標に頑張ってみようか?と提案しても、えー無理だよ〜なんて弱気な答え。
英検はまだ一度もチャレンジしたことがないのだから、無理かどうかの判断はできないはずなんですよね。
なのに無理と言ってしまうのは、何故なのか。
私自身、小学生のうちに英検3級を取れたので、無理ではないよと話してるんですけどね。
チャレンジしてダメだった、ということなら何かしら励ますことができるのですが、ダメそうだからチャレンジしない、という場合にはなんと声をかけてあげればいいのでしょう。
野球の上達も、そういった向上心の問題が大きいのではないかな?と親として思うわけです。
明日も試合、監督やコーチも、息子のそんな向上心の低さに気づいているから、上手くなろうという向上心の高い子にチャレンジさせようとするのこもしれません。
向上心を持って目標を高く持つのは、どういう気持ちのときなのかしら?
長男は、目標を高く持つと日々の鍛錬がより必要とされるから、目標は低く設定してのんびりあまり努力せずにいたいと思ってるのかも。
中学受験も考えていた時期もあったけど、この向上心では無理なのかも、ともうあまり期待していません。
向上心を高く持たせるコツはあるんでしょうか?
自分とは違う性格の息子の気持ちが難しくて、パパがいてくれたら…と思う日々です。