突然シングルマザーになった私と我が家の楽しい毎日

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介護、そして旅立ち

我が家の愛犬が昨日、虹の橋を渡りました。
 

介護生活

先月、17歳の誕生日を迎えたワンコ。
今までに、なんどか具合が悪くなり、病院へ行って、もう歳なので仕方ないですね、と言われたことがあっても、数日で回復して元気に17歳まで一緒にいられたのですが・・・
夏あたりからは、目がよく見えなくなり、耳も遠いという状況。
きっと人間が目が見えなくなって耳も聞こえなくなったら、生きることに絶望してしまうかもしれません。
でも、あちこち、コツンコツンとぶつかりながらも、部屋の中を移動し、不思議とちゃんとトイレへ自分で行くし、ご飯のころにはにおいをかぎつけてちゃんとキッチンにやってくる、という感じで、大好きなものたくさん食べられて、楽しそうに毎日甘えてきていました。
それが、ここ2ヶ月ほどはだんだん足腰が弱くなり、ちゃんと踏ん張れなかったり、トイレまでたどり着けなかったり・・・ということで、トイレの失敗が多くなりました。
息子達も私も、帰宅するとまずは失敗したトイレの後始末、そして汚れてしまうので、毎日体を洗って・・・と
介護のような生活が始まりました。
 
リビングにカメラを置いて、一応、職場からも様子を見ていましたが、日中はとにかく寝てばかり。
でも、夕方に起きてトイレへ行こうとして失敗しちゃうこともよくありました。
親の介護なら、仕事を早退して・・・とか休んで・・・とかできたでしょうけど、ペットの場合はそうもいきませんよね。
 
そして、ここ2週間は、立ち上がることもできなくなり、床ずれができてしまってました。
寝たまま粗相をしてしまうのですが、最期までトイレへ行きたいという意思は、首を持ち上げて起き上がりたそうにしていたり、小さく鼻で声を出して教えてくれるので、体を支えてトイレですることもありました。
床ずれになってしまったところの手当や、汚れてしまう体を洗うことなど、さらに介護が必要になり、そして3日前、食欲がなくなりました。
それでも大好きなものは少しだけ口にしていましたし、抱きかかえたままならば、自分で水を飲むこともできていました。
旅立つ前日は、大好きなものも、全く食べようともせず、ひたすら寝ていて、でもたまに消え入りそうな声が聞こえていてました。
毎晩、ベッドで一緒に寝るのですが、それが大好きでいつも楽しみにしてるんです。
昼間もずっと寝てるんですけどね。
2階に抱っこされて連れて行くのを楽しみに待っていて、私があれこれ寝る前にやっていると、ドアのところで待っていたり、つきまとって急かされたりしてたんです。
最期の夜も、寝ていたのに首を持ち上げて、早く2階に行こうよって言われてる感じでした。そして、とっても寒くて私が抱きかかえて腕枕をして寝たのですが、そのまま、一番大好きな場所で眠ったまま虹の橋を渡っていきました。
 
会社にいて、もしも誰もいないうちに1人で逝かせてしまったら・・・とずっと恐れていましたが、こうやって看取ることができて良かったなと思います。
 
 

旅立ち

今までも夜中に喉が渇いたとか、トイレに行きたいとか、最近では既に出ちゃったよ、とか何かあれば動いたりして私に知らせてくれるので、真夜中でも自然と目が覚めて、トイレシート取り替えたり、お水をあげたりしていたので、少しでも動いて苦しそうにしていたら、私、起きたはず・・・だと思うんです。
でも、アラームがなって起きるまで気づかず、アラームを止めようとして腕の中のワンコから手を離したら、既に旅立った後でした。
本当に、苦しむことなく、眠ったままだったのかもしれません。
私の腕の中にいたから、ということでもなく2時間経ってもまだ温かい状態であったことから、少し前までは息をしていたのかもしれません。
5時半過ぎのアラームまで気づかなかったこと、最初、ちょっと悔やまれました。
なぜ最期の時、気づかなかったんだろうって。
だけど、きっと、一番安心した腕の中でそのまま一緒に眠ったまま、という状態で、うちの子は幸せな最期だったのかなと思います。
 
 
我が家は子供達が生まれる前から2匹のワンコと暮らしてました。
男の子の方が10歳で先に虹の橋を渡ってしまってから7年。
その間に夫も旅だってしまい、まだ小さかった息子達を育てる私の不安を癒やしてくれた存在でした。
 
息子達にとっては、赤ちゃんの時から添い寝してくれたり、座っていても寄り添っていたりして、面倒を見てくれるお兄ちゃんとお姉ちゃんみたいな存在でした。
息子達が歩いたり、ワンコを抱っこしたり、散歩したりできるようになると、一緒に遊べる兄姉という存在になり、息子達が中学生になると、可愛くて可愛くて仕方ない自分の子供のように、可愛がっていました。
そして、介護する立場にもなり、最期まで一緒に、いろいろな存在として我が家の大事な家族の一員として、たくさんのことを教えてくれたと思います。
 
17歳になって1ヶ月ほどでした。
本当に長い間ありがとう。

 

 

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